7室 結婚の部屋


・配偶者。10室からみた10室であるから仕事も象徴する。4Hからみた4Hなので資産も象徴する。貿易,外国,性器も象徴する。

 

・結婚相手の特質は,在住星。なければアスペクトしている星の性質をみる。

・7H,金星からみた7H,金星の状態をみて結婚を判断する。

・結婚の維持期間は8Hをみる。

・再婚の部屋は諸説あるが,7Hの状態をみずには判断できまい。

・7Lが6,8,12Hに入っていれば,結婚への障害をうたがう。

・太陽,火星,ノード,土星,水星も7Hとは相性が悪い。

・月の影響があれば,ハンサムで裕福な年下。太陽の影響があれば王様ないし女王的な。金星の影響があれば芸術の素養がある美しい人。水星なら賢い人。土星なら低カースト。ラーフなら外国人や遠い地域の人。木星なら良心的で家柄の良い人となる。

・7Lが1Hにあればコンディショナルダシャー使用を忘れずに。

・女性の場合,太陽や火星が強いと結婚しにくい気がする。

 

 

 

8室 遺産,寿命,借金,病,事故の部屋


・遺産,寿命,事故や苦悩,オカルトや研究,性器を象徴する。最凶のハウスであり,在住星は全て強く害される。

 

 

・とりあえず,8H在住星と,8Lの位置には注意を払う。

・10Hと絡むと,失職が多い。まれに,占師や研究職がいる気がする。基本は低位ジョブとなろう。

 

 

 

9室 幸運,父親,巡礼の部屋


・父親と幸運,海外、腿や尻である。もっとも吉祥なハウスである。

 

・最吉ハウスなので,やはり在住星と支配星の位置には注意を払う。

・10Hと絡むと,教職や海外、旅行関係というより,失職することが多い印象。

・9Lとラーフが絡めば外国関係を疑う。

 

 

10室 仕事,カルマの部屋


・仕事,カルマ,名誉,膝である。

 

 

・支配星自室の場合は,コンディショナルダシャー使用を忘れずに。

 

・多くの星が絡む場合は,転職多数を疑う。

・仕事の期間を見る場合は11Hに注目する。土星が弱ければ,転職多数で固い。

・在住星があれば,それに従った職種であってほしい。木星だと研究やマネジメント,教職,大きな会社,金星だと車や芸術,装飾品,月だと食品や芸術,女性関係,水星だと文系的な事務仕事,火星だと車や機械,エンジニアなど技術系。

・職種判断の際は、月ラグナも必ずチェックする。

 

 

 

 

11室 結果の達成の部屋


・収入,結果の達成,兄姉,友人,脛である。

 

・ウパチャヤなので,凶星があるとよい。

・世俗的な成功は,この部屋が強いことが必ず必要。

 

・ラーフがあると,前後に兄弟姉妹はいない,らしい。

・木星や金星,ラーフがあると,収入源が複数になりうる。

・在住星等によって,収入源を判断する論者もいるが,10Hとどう使い分けるのか,不明。

 

 

12室 出費,外遊の部屋


・支出,隠れた敵,解脱,逃亡,逮捕,外国,下肢を象徴。

 

・8室に継ぐ凶ハウスなので,在住星をかなり害する。捨てるとか,気にしない,省みないという感じがする。

 

・状態が悪い人は,そもそも鑑定依頼してこない気がする。

・仕事と絡むと,やはり失職,まれに病院や外国,ネット関係。

・12Lとラーフが絡めば外国関係を疑う。